アスペルガー症候群

 こんにちは、ひろぴえろです!

 今回はいわゆる世間で言われる「グレーゾーン」と言われてしまう子供の話です。

 

 4年前、1人の少年がお母さんに手をひかれてグラウンドに来ました。

 体験申し込みがあったアスペルガー症候群の男の子です。

 その子供はお母さんにベッタリくっついて離れません。

 

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、アスペルガー症候群の子供に「無理矢理」「強制」は、絶対にやってはイケないと教わりました。二度と心を開いてくれなくなるという理由です。

(信頼関係が出来るまでは辛抱)

 

 ウチのチームでは1か月の体験期間があるので私は、ゆっくりと待つ事にしました。

 

 やがて、2週目、3週目が過ぎて、いよいよ結論を出す4週目になって、初めて皆の中に入れる事ができました。

 

 同じ学年の子供達も普段から同じ学校に通ってはいますが、彼は特殊な学級の為に、あまり接点がなかった事が長く時間を要した理由だったと思います。

 

 お父さんは入団させたい強い希望がありました。しかし、お母さんは消極的でした。1年生の頃から色々なスクールで失敗してきたからだそうです。

 

 私は是非入団させて下さいと頼みました。熱血ぶっちゃいましたね。

 そして、お父さんにも、コーチとして入って貰うお願いをして、返事を待つ事に。

 

 それから数日後、なんとか入団した彼でしたが、勿論サッカーのルールは通用しません。試合中に外に出ちゃう事も日常茶飯事でした。

 それでも、市内のコーチ陣も快く理解してくれて、本来の育成を感じ、私個人にもこの経験は貴重な財産になりました。

 

 そんな彼があと4ヶ月で卒団です。続けてくれた事、楽しんでくれた事、これはこの子に限った事ではありませんが、間違えなく彼が入ってきてくれた事で、子供達が自由に発言したり、相手を思いやる気持ちが育めたと感じてます。

 

 6年生になった今では、他の子供達と何も変わらない程に成長しました。そうです。他の子供より成長がゆっくりだっただけです。

 お父さん、お母さん、本当にお疲れ様でした。そして彼にはもっともっと外に出て色んな事を楽しんでもらいたいと強く願っています。